福泉寺の釈迦如来立像は、鎌倉時代末期に春日仏師が製作したといわれています。槍材の特色を生かして金箔や漆を塗らない素地仕上げになっています。玉眼や眉間の白毫(びゃくごう)には水晶をがはめられ、螺髪(らはつ)と呼ばれる頭髪は、縄状に渦を巻くように刻まれ、像身の半円を描くような平行線の衣紋は実に美しく、異国風を感じさせます。また、如来像を囲むような金色の光背には、左右合わせて十二体の仏が浮彫りされています。毎年4月8日、一般に開帳されます。
住所 | 茨城県鉾田市大蔵113 |
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問い合わせ | 電話番号 0291-39-3812 |